外壁塗装は雨の日には施工できない?雨による影響について解説!

公開日:2023/01/15  最終更新日:2023/02/20

雨の日に外壁塗装ができないわけではありません。ただし、一般的に雨の日に施工するのは難しいといわれています。これから業者に外壁塗装の作業を依頼しようと考えている人は、今回の記事を参考にしてください。また、雨の日だけではなく、湿度が高い日や雪が降っているときも施工が難しいといわれています。

雨の日に外壁塗装の施工は難しい

雨の日に作業すると危険であるということに加え、塗装の効果が薄れてしまう恐れがあります。

雨の日に塗装作業するとさまざまな弊害が起こる

無理やり作業を実施すると、効果が薄いばかりではなくさまざまな弊害が起こってしまいます。たとえば、塗料が雨水で薄まってしまう、塗料に雨水が落ちることにより、まだらな仕上がりで汚くなってしまう、塗料が乾ききらないうちに塗装するので、塗装後にひび割れ、塗装の剥がれ、クレーター、白化などの不具合が発生する可能性が高くなります。せっかく外壁塗装しても、外壁の劣化や見た目の悪化につながってしまってしまいます。

気温5度以下、湿度85%以上の塗装は避ける

大雨や小雨などの雨の降り方をみて施工を中止するというわけではありません。天気にかかわらず中止の判断をするときに大事になってくるのが湿度です。湿度が85%以上の状態が数時間または数日続く予想であれば、施工を中止するべきと判断しましょう。

また、湿度が高い日だけではなく、降雪、強風、外壁の結露や霜が降りている状態の日も避けるようにします。塗装の不具合が生じてしまうと、再塗装する必要があります。人件費や材料費がかさむ、工事の進捗が遅くなるなどのデメリットが生じてしまうので、あらかじめ避けるほうが無難です。

雨が降りそうであれば中止する業者もある

たとえ湿度が2030%であっても、施工を中止する業者もあります。それだけ雨の日に外壁塗装の施工は難しいということが分かります。

施工途中で雨が降ってきた場合

明確にどのタイミングで中止するということは決まっていません。しかし、業者によっては作業を継続することもあります。

中止するタイミングは業者次第で明確に決まっていない

天気予報を事前に確認していても、突然雨雲や押し寄せてきて土砂降りになることがあるかもしれません。このような状況の場合は中止するタイミングとなるでしょう。塗料は塗った後に乾燥させますが、塗料が乾くのに1時間以上を要します。溶剤系の塗料は4時間程度かかるものもあります。

雨の日に塗装を中止しないで作業を継続するということは、塗料が乾ききらないリスクがあるということです。大抵の業者は、雨の日で作業がずれ込んでしまうことを見越してスケジュールを組んでいるので、工期に余裕があります。

雨のなかでも塗装する業者もある

雨でも乾く塗料を使用していると説明しながら作業を継続する業者もあります。それが事実であればよいのですが、事実ではない場合があります。雨のなかでも塗装を中止しないで作業を継続する理由は、できるだけ早く作業を終えるためです。品質を優先するのではなく工期を優先しています。

その理由は、職人は仕事が休みになるので人件費は発生しません。材料費も作業を行わないので発生しません。しかし、足場を他社からレンタルしている場合、雨の日で作業をしていない日でもレンタル料金が発生してしまいます。そのぶんのコストをカットしたいので、雨の日でも作業を継続している可能性があります。できるだけ費用を抑えて利益を増やしたいので、このような行動をとる業者があるのです。

雨で延期になったら追加料金は発生する?

追加料金は発生しません。ただし、作業が中止になったぶん工事の完了が遅くなります。

追加料金は発生しない

工事の工期は、雨の日を含む悪天候時に作業ができないことを見越して作成しているので、追加料金が発生することはありません。

季節ごとのメリット・デメリットを踏まえて作業を依頼する

外壁塗装は1年中どの季節でも可能です。また、作業期間中に1日も雨が降らないことは珍しいでしょう。どの季節に作業を依頼しても雨の日と無縁ではありませんが、リスクが高い季節は避けたほうがよいです。

たとえば、梅雨時期です。雨の日が多いので工期が伸びてしまう可能性があります。夏も夕方にゲリラ豪雨が襲ってくるときがあるので、作業が中止になるでしょう。一般的に春と秋が外壁塗装に適している季節となっており、業者に依頼する人が多くなります。

その一方で、梅雨や夏は避けたほうが無難ですが、業者は閑散期なのでキャンペーン割引などをしていることがあります。この場合、通常料金より安く作業してもらえるので、費用をカットしたい人や工期が延びても問題ない人は作業を依頼してみましょう。

まとめ

雨の日でも作業を継続している業者を見かけたときは、品質の保障期間について交渉しておくことが必要です。外壁の劣化は、塗装直後ではなく数年後に発生します。そのため、塗装直後では作業に問題があったとしても気が付きません。このようなトラブルを未然に防ぐために対策を講じておきましょう。ただし、雨の日でもできることを行う業者もあります。足場の組み立てや養生シートを張るなどの作業を実施している場合がありますが、それは問題ありません。

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