外壁のSOSサイン!外壁塗装するタイミングとは
住宅のイメージを大きく左右する外壁ですが、実は見た目の美しさだけでなく、さまざまな機能を担っていることをご存知でしょうか。住宅性能を守り、安心して暮らすためには、適切なタイミングで外壁塗装を行うことがとても重要です。この記事では、外壁塗装の重要性やSOSサイン、施工のタイミングについて詳しくご紹介します。
外壁のSOSサインを見逃してはいけない理由
「外壁塗装には定期的なメンテナンスが必要」と聞いたことはあるものの、どのくらい重要なのかはいまいち知らない…、という方も多いのではないでしょうか。見た目の違いだけなら、外壁塗装の必要はないと考えている方もいることでしょう。
実は、外壁は見た目の美しさだけでなく、防水や遮熱など、さまざまな役割を担っています。そのため、外壁のSOSサインを見逃してしまうと、思わぬリスクが発生してしまう可能性があるのです。では、もしSOSを見逃してしまった場合、どのようなリスクの可能性があるのか、1つずつ見ていきましょう。
外壁の汚れやヒビの発生
外壁塗装を怠った場合、経年劣化により、汚れやヒビなどが目立ってしまいます。せっかく建てた住宅も、メンテナンスをしないままだと景観が悪くなってしまうのです。定期的に外壁塗装を行うことで、新築のような美しい外観を保つことができます。
雨漏りや腐食などの発生
外壁塗装には、防水性によって住宅を守る働きもあります。外壁のヒビなどを放置してしまうと、見た目の悪さだけでなく、雨漏りの原因にもなってしまいます。また、雨水が建物内部に入り込むことで腐食が進むことが考えられます。柱まで腐食すると、最悪の場合住宅が倒壊してしまうリスクもあります。また、シロアリなど害虫発生のリスクも高くなるでしょう。
資産価値の低下
外壁のメンテナンスを怠った場合、住宅の価値そのものも低下してしまうことが考えられます。売却価格に大きな差が生じることも多く、住宅の売却を検討している方は、とくに注意が必要です。
外壁のSOSサインとは
外壁塗装の重要性が分かったところで、どのようにSOSサインを見極めればよいのでしょうか。主な外壁のSOSサインを5つご紹介します。
チョーキング
外壁を手で触った時に粉状のものが付くことがありますが、これは外壁のSOSサインの1つである「チョーキング」です。チョーキングは「白亜化現象」とも呼ばれ、雨や紫外線による塗料の経年劣化により発生します。防水性の低下を表すもっとも分かりやすいSOSサインです。
クラック
外壁塗装が経年劣化することで起きるひび割れのことを「クラック」といいます。髪の毛程度の軽度のひび割れ(ヘアークラック)であれば、そこまで心配いりませんが、幅0.3mm以上のクラックが発生している場合は、雨漏りの原因にもなりかねないため、早めの対処をおすすめします。また、クラックからシロアリが侵入する可能性もあります。
カビ・藻・コケの発生
日当たりが悪く湿気の多い面ではとくに、カビ・藻・コケが発生しやすくなっています。外壁塗装に使用される塗料には、カビ・藻・コケの発生を抑制する機能が備わっているため、これらの発生は経年劣化により、塗料の効果が落ちていることを表します。
剥がれ・膨れ・浮き
外壁に空気が入って膨らんでいるのを目にしたことはないでしょうか。これも外壁塗装のSOSサインです。同様に、塗料の剥がれや浮きも何らかの原因により、塗料が密着していないことで発生するため、早めの対処が必要です。
コーキングの劣化
外壁の隙間を埋めるのに使われているのが、コーキング材です。コーキング材も経年劣化によりひび割れや剥がれ、欠けが生じてしまうため、放置すると雨漏りが発生する可能性があります。
外壁は定期的なメンテナンスが必要!
ご紹介してきたように、外壁は住宅を守るとても重要なものです。住宅を長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスが欠かせません。外壁塗装は使用している塗料にもよりますが、10年を目処に行うのが望ましいとされています。もし外壁塗装をせずに住宅が傷んでしまった場合、外壁塗装以上の高額な補修費用がかかるだけでなく、最悪の場合、住めなくなることも考えられますので、適切なタイミングでメンテナンスを行うべきでしょう。
トラブルを未然に防ぐためにも、早めに外壁塗装を行うことが肝心です。10年程度を目安に、ご紹介した外壁のSOSをチェックすることで、適切な時期を把握できるでしょう。より詳しくチェックしたい場合は、プロによって点検してもらうのもおすすめします。
末永く安心して暮らしていくためには、定期的に外壁塗装を行うことが大切です。前回の外壁塗装から10年近く経っているようなら、外壁のSOSを見逃さないように一度チェックしてみることをおすすめします。早めに対処することによって、結果的にコストも抑えられ、住宅を長持ちさせることができるでしょう。ぜひこの記事を参考に、外壁塗装のタイミングをチェックしてみてください。